こんばんは。大阪府豊中市で手芸教室を主宰しています、とさともこです。
今回の生徒様は、毎月定期的に通ってくださる方。
モノづくりに関してこだわりがある生徒様の
職人技が光るポーチが完成しました。
希望の長さのファスナーが無い場合が多いので、
両端に布を付ける方法を教えて欲しいとの事で、挑戦されました。
また、私は内布も中表にして縫う方法をお教えする予定の縫い順で教えていましたが、
よくよく伺うと、内布がしっかり留まる、バイアス始末が習いたい
との事でしたので、途中で変更するハプニングもありました。(汗)
(その場合はファスナー近くの革を縫う作業が楽だったのに。。。
その工程のせいで、苦労させてしまいました><)
どこから見ても美しい、ポーチが完成しました。
更に疑問は続きます。
ファスナーの縫い代の綺麗な始末の仕方について。
一番簡単にポーチを作るには、布と並行に置いてファスナーを縫い、
(ここでは省略しましたが、内布を付けても良いです)
両脇のファスナーの縫い代を上にあげて、端から端まで縫います。
表に返すと、こんな感じになります。
パッと見は綺麗ですが、中は縫い代がそのまま。↓
なので、これをバイアステープ等で包んで始末すると、こうなります。↓
これはこれで良いのですが、ファスナー止まりの最後の縫い代が邪魔です。
なので、私は内布も中表に縫う方法をおすすめしています。
外から見ると、こんな感じ。↓
内側は、こんな感じ。↓
ファスナー止まりの縫い代がフラットなので、スッキリしていますね。
バイアステープなどで包む方法と内布も中表に縫う方法、
この2つの縫い方を伝授しました。
更に疑問は続きます。
ファスナー止まりの綺麗な始末。
①ファスナー先の縫い代を布と並行に縫う場合は、上の写真の通り。
②ファスナー先の縫い代を1回、三角に畳むとこんな感じ。
悪くは無いけど、隙間がありますね。↓
③ファスナー先の縫い代を2回畳むとこんな感じ。
割れている感じで変。。。↓
④ファスナー先の縫い代を縫い代側へ緩やかに寄せる縫い方だとこんな感じ。↓
良い感じです。↓
これらを比べるとファスナー先は、④の、緩やかに縫い代側へ寄せる方法が
一番自然で綺麗な感じがします。
もちろん、この方法も内布を中表に縫えば縫い代も綺麗です。
という具合に、本当に素朴な疑問ですが、
本には載っていない事を実物で確認して頂いています。
「いくらネットで調べても解決できなかったのですが
ともこさんに教えて頂いて解決できました!」
と 嬉しいご感想を頂きました。
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