旅行記カンクン(メキシコ)

こんにちは。大阪府豊中市で手芸教室を主宰しています、とさともこです。
三寒四温と言いますが、本当に寒暖の差が著しいですね。

今日はメキシコ料理を食べました。

●チキンスープ
●チーズ入りレモンチキンメダリオン
●マッシュポテト
●チーズ入り豆のケサディーヤ
●デザート

メキシコ料理を食べたら過去の旅行を思い出したのでこちらに記しておこうと思います。

カンクン(メキシコ)の旅

メキシコと言えば、太陽!サボテン!
そしてここに世界有数のビーチリゾート”カンクン”という楽園があったのでした。
(メキシコ地図東側先端の赤い丸の所)

 

窓から見える景色は茅葺き屋根付きプールがあり、
その奥にはカリブ海が見えます。

さっそくホテルのプライベートビーチへ。
海は少し冷たかったのでビーチチェアーでお昼寝タイム。
その後は砂遊び。
この時は天気が曇っていて残念だったのですが
カリブ海が一望できる優雅な景色でした。

 

のんびりするって贅沢なんだけど、ちょっと勿体ない。(貧乏性)
じっとしていられず、ホテルから出て街を散策。

移動はバスを利用したのですが、これが、超キケン!
猛スピードで走る走る。
そして停留所では、バスが止まる前にドアが開き、工事現場で働く人々が次々に乗り込んでくる。
先程の、のんびりゆったり過ごした景色と目の前に写る光景は別世界でした。

スリル満点の乗り物(?)を体験をした後は楽しみの食事♪
ネットで調べておいたレストラン2軒のうちの1軒へ。
牡蠣料理、魚介類のマリネ、ホタテの刺身、イカ墨パスタ
どれもこれも美味しかった!!!
(写真が下手で美味しそうにみえないのが残念)

次の日はカンクンからフェリーで1時間ほどのところにある
小さな島、イスラ・ムヘーレスへ。真っ青な海に浮かぶ島。

到着までの1時間は少し長かったけれど
カリブ海を眺めながら、至福の時を過ごせました。

島ではスクーターかゴルフカートが借りられます。
スクーターを借りて島の北端の船着き場から南端の国立公園まで移動しました。

わずか15分位の道中でこの街に住む人々や動物、空気を肌で感じました。↓右はイグアナ。

国立公園に到着すると一目散に海へGO!
シュノーケリングの道具を借りなくても肉眼で熱帯魚が見られるの!


(水色のビーチサンダルを履いた私の足と熱帯魚たち)

カリビアンブルーに癒される一日でした….と言いたいところですが
カリビアンシャワーに打たれる日となりました。
海水浴も満喫し、そろそろ帰ろうかと言う時、あっという間にスコールが降り出したのです。
30分待っても1時間待っても止まないし、気温も下がって来ました。

本土へ帰る船の最終便の時間が迫ってきたのでこのどしゃ降りの中、行くしかない。
洋服がびしょぬれでは風邪をひいてしまうので寒いのを我慢して 仕方なくもう一度水着に着替えました。

タオルを持っていない私達は、
国立公園のおじさんに「このレンタルタオルを買わせて欲しい。」と頼んだ。

けれどおじさんは権限が無いみたいで困った様子。
でも、そのおじさん、なかなかのアイデアマンでして、
ゴミ袋に3カ所穴を開けて、それを被れる様にしてくれたんです。

なるほど!雨も避けられるし何よりもあったか~い♪

斬新なスタイル(?)でスクーターを走らせました。
地元人は私達を見てクスクス笑っているので一応手を振って応えてみました。

それにしても昨日までのセレブな気分はどこへやら。

道路は大洪水状態で、ゴルフカートを4人がかりで手で押す姿を沢山見ました。カメラを出す余裕も無かった!
これはこれで貴重な体験でした。

最終便に間に合って、無事本土に着きました。
お腹ペコペコだったのでとりあえず目の前にあったレストランで食事を。
魚介のタコス、ピザ、魚料理。
これがまた美味しい!!!

(写真撮るのを忘れるくらい)
よく遊び、よく食べたのでぐっすり眠れました。

次の日は、世界遺産”チチェン・イッツァ”を見学。

”チチェン・イッツァ”はマヤ文明が栄えた地域として
1988年に世界遺産に登録されました。

今から2000年前マヤ文明は栄えました。
彼らは森羅万象を神としてあがめました。

ところで…ユカタン半島北部には大きな川が無い。
それでもここに文明が生まれたのはセノーテ(泉)があったからだと言われています。

”チチェン・イッツァ”を現代マヤ語に直すと
”聖なる泉のほとりの人々”という意味になるそうです。

【セノーテ】

”セノーテ”は地下を流れる川の上部にある表土が陥没して
地下の川の水面が見えるところを言います。

当時水は大変貴重なもので、セノーテがあるところを選んで都市が造られました。

チチェンのセノーテは南北50メートル、東西60メートル、深さ20メートルという大きな物。
周囲はうっそうとしたシダに囲まれていました。

干ばつが続くと生け贄をセノーテに投げ込み、神に祈りを捧げたと言われています。
縁に建つ長方形の建物は↓”スチームバス”で、ここで身を清めたそうです。

また、死後の世界を強く信じるマヤの人々の中には、
自ら生け贄となり、喜んで死んでいった人もいたと言われています。

伝説の真相は謎に包まれていたが、
1904年、アマチュア考古学者エドワード.トンプソンが泉の底の探索を行ったところ、
貴金属の装飾品、金の鈴、人骨が発見されました。これらの財宝は中米全体の交易品でした。

これにより、各地の交易を行う屈指の国際都市だった事が分かります。

【エル・カスティージョ

チチェンの最も際だっている建物

遺跡中央にそびえるピラミッドの事で、カスティージョとはスペイン語で”城”を意味します。
また、別名を”ククルカン・ピラミッド”と言います。

ククルカンとは”羽毛を持つ蛇の姿をした神”のこと。春分の日と秋分の日に光と陰の関係により
階段の側面にうねるような模様が浮かび上がり、頭部と合体する。その現象が天から蛇の姿をした神が舞い降りてくる姿なのだそうです。

これは底辺55.5m 高さ24mの巨大な建造物で各面には91段の階段があり、91×4面=364段。

これに神殿へ上がる1段を足すと合計365段となり、ピラミッド自体が巨大な太陽暦となっているのです。

そして不思議なのが、ピラミッドの端から端までを歩きながら手を叩いて行くと、
ある地点で(ちょうど神殿の入り口)
”パンッ”という自分の音に続いて”ピユン”という変な音が返ってきます。

これも、きっと意味があってこの様な仕組みに造られたものなのでしょうね。

ピラミッドの上には神殿があります。
ここで王は神と交信をしたと言われています。

ピラミッド内の梁には腐りにくいチューインガムの木が使われているそうです。

そしてここに雨の神であるチャックモール像があります。

チャックモールの奥には、ヒスイの目をしたジャガーの玉座があります。
ジャガーは王権の象徴とされていました。

現在は登れないのでハガキで内部の様子をどうぞ。
↓↓↓

【鷲とジャガーの神殿】

台座の壁面に鷲とジャガーのレリーフがはっきりと残っていました。
ジャガーが人間の心臓を食べている様子が描かれています。
この台座で生け贄の儀式が行われ、切り落とした首を生け贄の台座に並べたと考えられています。

【生贄の台座】

壁全体に横顔のドクロが彫られており
角のドクロは正面の顔になる!ここは生け贄として切り落とされた首を並べる場所だそうです。

【球技場】

南北168m、東西70m
”フエゴ・デ・ベロタ”と言われる球技が行われる広場。
単なるスポーツに留まらず、政治にも反映したそうです。木のラケットで生ゴムを固めたボールを打ち合い、
この↓小さな穴にボールを入れます。

競技が終了すると死の儀式がとり行われ、
勝ったチームの代表が首を切られ生け贄になると言われますが、
負けたチームの説もあり、どちらが正解かは不明。

マヤの人々は死後の世界を強く信じていたから、死後の世界へ行くのは彼らにとって
名誉なことだったようです。

写真右が片ひざをついて首を切られた選手、
左は黒曜石の刀を持ち、切った生首を持つ選手。
血しぶきは、植物と蛇になっています。
真ん中の円盤は、死の神を表すドクロを描いたボール。

 

 

【北の神殿、南の神殿】

球技場の南北にある神殿で、観覧席でもあります。

北の神殿には都の最高位の神官が座り、
南の神殿には関係者が座って競技を観覧したそうです。

北の神殿で声を出すとエコーがかかり、南の神殿まで簡単に届く、謎の構造になっています。

【付属のジャガーの神殿】

生と死を象徴した絵が描かれている神殿。
マヤの神様が涙を流し、その涙が川となって植物や動物が育つということのようです。

右の柱にある亀は生を、左の柱にある亀は甲羅に顔をしまい死を意味してるそうです。

 

【戦士の神殿】

底辺幅40m。
周囲を戦士の絵を掘った柱(千本柱)に囲まれていて、
西側の階段を上がると生け贄の心臓をのせたという”チャック・モール”の像があります。

”チャックモール”とは雨の神ですが、供え物を神に運ぶ戦士でもあるそうです。

千本柱は神殿前は四角い柱ですが、回廊部分は丸い柱となっています。

チチェンにも純粋なマヤ文明が栄えた旧チチェン時代のものが少し離れた所にあります。
ここからは旧チチェンのものを紹介します。

【エル・カラコル天文台】

直径11メートル、高さ13メートルの塔がそびえるカラコルは、天体観測所として使われていました。

内部は、らせん状の階段が上に延び、その構造が貝に似ていることから、
カラコル(貝)と呼ばれているそうです。

観測室には分厚い石組みの壁に四角く細長い窓があり、
壁の内側の角と外側の角とを結ぶ線が
夏至や春分の日没の方向を正確に観測できる設計になっているようです。

最上階にある窓は正確な方位を示しています。

【教会】

中央にあるチャックモールの顔の両脇に、マヤの東西南北を司る神様
(蜂を背負った神官、カメ、貝、アルマジロ)が描かれていました。

 

【付属の尼僧院】

壁面に13のチャックモールの神が描かれていて、
上部に4つ、下部に8つ。最後の一つはこの建物全体だそうです。

入口からの景色

右に見えるのはチューインガムの木でしょうか?

 

遺跡の近くには今でもマヤの子孫が暮らしていました。

次の日はもう帰国!
結局丸々2日間も出歩いてしまったので
ホテルでゆっくりする事ができなかった私達。
いつになったら優雅にホテルで過ごす事ができるようになるのかしら。。。

 

 

 

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