イエローストーン国立公園&グランドティトン国立公園

こんにちは。大阪府豊中市で手芸教室を主宰しています、とさともこです。

夏休みはレッスンをお休みしていますのでネタが無く、
過去の旅行記をUPしています。

イエローストーン国立公園&グランドティトン国立公園

アメリカは世界で初めて国立公園制度を発足させた国。
今回は世界初の国立公園として誕生したイエローストーンの旅となりました。

カルガリー空港からイエローストーンに向けてレンタルカーで出発しました。

出発から20分後、高速道路を走っていたら、小石がフロントガラスにぶつかり、
ぶつかった部分を中心に上下3mm「くの字」にひびが入ってしまったのです。

30分もすれば運転席の方まで亀裂が伸張して前が見にくくなるので
ひび割れを止める液を購入しにGSへ向かいました。
GSには売っていなかったのですが、ラッキーな事に道路の向かい側に
車のリペア屋さんがあったのでそちらで購入できました。↓

本当にこんな物で防げるのかしらと半信半疑でしたが
「くの字」の亀裂部分が見えなくなっていました。

たったの$15でフロントガラス交換をせずに済むとは、優れもの!

菜の花畑と石油の掘削機が続く大平原を3時間ほど運転し、アメリカの入国審査を受け、
また5時間ほど運転して宿に泊まりました。

翌日も頑張って2時間ほど運転するとイエローストーン国立公園の看板が見えて来ました。
看板が見えてから1時間後にようやく最初の見所に到着しました!

イエローストーン国立公園内の道路は8の字を描くように設けられており
上側の円の西側が①マンモスカントリー、東側が②ルーズベルトカントリー
2つの円が交わる部分の西側が⑥ノリス、東側が③キャニオンカントリー
下側の円の西側が⑤ガイザーカントリー、東側が④レイクカントリーと呼ばれています。
※番号は私達の行程順序

①マンモスカントリー

マンモスカントリーで最初に見た物はリバティキャップ(LibertyCap)。

トレイルを進むとテラスマウンテンと呼ばれる地帯が広がっています。
写真はミネルバテラス(MinervaTerrace)↓。

温泉から湧き出た石灰成分により形作つくられたテラスが幾重にも重なっています。
8千年かけてつくられており、常に頂上から温泉が流れ落ちているため、形は変化し続けているという。

車で少し移動し、アッパーテラスマウンテンと呼ばれる地帯へ。

Cupid Spring

OrangeSpringMound

AngelTerrace

WhiteElephantBackTerrace

 

②ルーズベルトカントリー

この辺りは火山岩がむき出しになっていて、滝があります。

TowerFall

ブラックテイル・プラトードライブ(BlacktailPlateauDrive)という道を通ると野生のバッファローに遭遇。

そして火山灰によって化石化した樹木などを見ました。

イエローストーン国立公園は今から30年前に火災に遭い、公園の36%もの土地が焼け野原になったそう。
山火事も自然のサイクルのひとつと考えられ、落雷など自然現象によって起きた火事は鎮火も自然に任せる方針でした。
短期的に見るとこの火事によって動植物に壊滅的な打撃を与えたように見えますが
焼け焦げた木が肥料となり、この若い木が育ってきている光景を目の当たりにすると、
世代交代が行われる必要な現象なのだと感じます。

③キャニオンカントリー

ここはイエローストーンの名前の由来となった大峡谷、”Grand Canyon of Yellowstone”があります。

ノースリムのインスピレーションポイントは通行止めの為、
サウスリムのアーティストポイント(ArtistPoint)へ。

見てびっくり。本当に黄色いイエローストーンです!
パンフレットやガイドに載っている写真とは違い、肉眼で見る黄色さには驚きました。

④レイクカントリー

ここまでの道はヘイデンバレー(HaydenValley)と呼ばれる低地が広がっていて
車を止めてしばらく穏やかな時間を過ごしました。

 

バッファローの群れ

もう少し南下すると、マッドボルケーノ(MadVolcano)と言われる地帯に着きました。

灰色の泥がぼこぼこと沸騰しているところです。

日が落ちてくると動物達が姿を現しました。

コヨーテ、鹿
 

夜の8時でこの明るさです。

次の日はイエローストーン国立公園の更に南にあるグランドティトン国立公園へ。

ロッキー山脈の一部で、ティトン山脈と言われる峰々は地震により大地が隆起してできたものだという。
50㎞ほど続く湖の際のティトンパークロードかジャクソンホールハイウエイを通って
切り立った山、森、そして大小の湖とが一気に見られる国立公園です。

車窓からの景色。これだけの山々を隆起させる大地の力は計り知れません。

行きはティトンパークロードを通りました。

パークロードを南下るとすぐに思わず車を止めたくなる景色が目に飛び込んできました。
ジャクソンレイク(JacksonLake)に写るモラン山(Mt.Moran)です。
最高に綺麗~!

続いてジェニーレイク(Jenny Lake)。
4197mのグランドティトン山(GrandTGeton)を筆頭に富士山級の山々が連なっています。

パークロードの終点にはトランスフィギュレーション礼拝堂(Chapel of the Transfiguration)があります。

草原の中に建つ丸太造りの素朴な礼拝堂。
1925年に建てられたもので、中には木の枝で作った十字架があるだけ。

礼拝堂から見える光景は眩しすぎました。

オクスボーベント(OxbowBend)という展望台に着くと、これはまたはっとする美しい光景。

この光景との別れを惜しみながらグランドティトン国立公園を後にしました。

本当に心が穏やかになる美しい景色でした。
グランドティトン国立公園、規模は小さいけれど、私にとって印象深い国立公園となりました。

さて、再びイエローストーン国立公に戻ってきました。
今度は8の字の下の輪の西側【⑤ガイザーカントリー】へ。イエローストーンといえばこの光景”オールドフェイスフル”という間欠泉。
「Faithful=忠実な」の名前の通りおよそ1時間半ごとに数分、高さ50mの温泉が吹き上げます。

こんなに多くの観光客。

圧巻でした。

これを見終えると雨が降ってきたので早めの夕飯をとり、
雨があがってからガイザーヒル(Geyser Hill)というトレイルを進んでいきました。
  

BeautyPool

雨上がりで雲が多いのと、日が暮れたこともあり、続きは翌日のお楽しみにとっておきました。

夫はこの日為にフライフィッシング用の釣り具を揃えて夕暮れを待ちわびていました。

私は青い鳥を見つけ、撮影に夢中。

明日は晴れると良いな。

翌朝、イエローストーンレイク(YellowstoneLake)のウエストサム(WestThumb)というトレイルを散歩しました。

朝靄の中から現れたのは鹿さん。幻想的な世界でした。

そのトレイルの中でひときわ綺麗だったのがブラックプール(BlackPool)。
思わず吸い込まれそうになりました。

再びガイザーヒル(Geyser Hill)のトレイルをくまなくまわり、
一目見てみたかったモーニング・グローリー・プール(MorningGloryPool)に到着しました。

この何とも言えない青い色は、あまりにも高温の温泉で生物が繁殖できないため、空の青がそのまま映るそうです。もう少し低温になると藻類とバクテリアの発生により酸性の場合には緑の藻、それ以外は黄色の藻が発生するのでこのようなグラデーションになるという。

丘からも川からも吹き出す間欠泉。

BeehiveGeyser

次は車で少し移動し、ブック・サンド・ベイスン(BlackSandBasin)のエメラルドプールを見学。

透明で深くきれいなエメラルド色でした。

こんな変わった花も咲いていました。

更に車で北に少し移動し、ビスケットベイスン(BiscuitBasin)のサファイヤプール(SapphirePool)を見学。
ちょっと触ってみたい衝動にかられます。

更に車で北に移動し、ミッドウエイ・ガイザー・ベイスン(MidwayGeyserBasin)の
グランド・プリズマティック・スプリング(GrandPrismaticSpring)を見学。
ご覧ください!このグロテスクな間欠泉!
目を伏せたくなるくらい怖くなりました。

(ハガキより)

観光途中、「ここは釣れそう!」というポイントがあったらしく、しばし釣りタイム。
親切な紳士から「餌はこれが良いぞ。」と、言われて、頂いちゃいました。
こんなコミュニュケーションが旅の楽しみでもあります。

更に北上してイエローストーン8の字の交わる部分、【⑥ノリス】に来ました。

イエローストーンの中でも一番活動的な温泉域だそうです。

エメラルドスプリング(EmeraldSpring)は酸性で高温のため、明るい緑色をした藻が繁殖しているそうで、
今まで見た青や緑とは違っていました。

雨と同時に車が増えたためか、渋滞にハマッてしまった。
と、思ったら熊!人間がこのような環境を生んでしまったと思うと複雑な思いです。

  

雄大な自然をまるごと感じるイエローストーン国立公園でした。

 

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