こんにちは。大阪府豊中市で手芸教室を主宰しています、とさともこです。
１０月１日は幼稚園の願書受付でしたね。
朝から並んだ７年前が懐かしいです。
さて、こちらの生徒様、早目に幼稚園グッズを作りたいとの事で作る事になりました。
はじめに、作りたいデザインのお写真を頂きました。
幼稚園の手提げ袋でよく見られるのが”キルティング生地”を使ったもの。
キルティング生地は綿が緩衝剤の役目になり、中身を守る事が出来、裏地なしで作れるのがメリットです。
でも分厚いからミシンで縫いにくいですし、長持ちしないのがデメリット。
キルティングは”丈夫で長持ちする”と言われていますが、私は長持ちしないと思います。
というのも、キルティングしてある表面の糸が摩擦によって切れ易いのです。
２年も持つと、あちこちでキルトの糸が切れて、サツマイモの根の様に
切れた糸がフワフワ出てきて、みすぼらしくなってしまうのです。（泣）
本体はまだまだ使えるのに、見た目がみすぼらしいというのが最大の残念なところだと思います。
その点、中厚手の布で内布付きの場合は７年経った今でも娘は小学校の図書バッグとして使っています。
娘だけでなく、生徒様のお子さんもです。
なので、私は中厚手の布をおすすめしています＾＾
材料を揃えて頂き、水通しをしておく事をお伝えすると、
何と、生徒様から「布目を通すのは、した方が良いですか？」とのお言葉が！！！
水通しは出来ても、布目を通す作業は自信が無い方が多いので、
レッスンで私が実際にやっているところを見て頂く事が多いのです。
でも、生徒様から次にやる事がシュミレーションで来て、
気付いて言って頂けた事に、めちゃくちゃ感動しましたーＴ Ｔ
何度も通えないので、お昼ご飯を持ってきて頂いて、４時間レッスン。
ご覧の通り、売り物みたいに…いえ、売り物以上に美しく出来ました☆
キャラクター生地を使うと、幼くなるものですが、
こちらの生徒様の布選びのセンス良いので渋くて長年使えそうな入園グッズになりました！
写真には撮り忘れましたが、内布はからし色で素敵なんです！
出来上がった作品を眺めながら「嬉しい～～～！！！」と仰っていた表情に、私の方が嬉しくなりました。
ご自身は成長してないと仰っていましたが、
２年の間に確実に知識と技術が積まれ、４時間で絵本バッグと上履き入れと体操服入れが出来たのです。
凄いことです。
生徒様の成長とともに私も成長させてもらっています。
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